アワタ王国に商談に行く最中、魔の海域と呼ばれる場所でダテ王国の第二王子・ミツタダ（燭台切光忠）は船を導くという伝説を持つ菫色の髪と鱗を持つセイレーン・カセン（歌仙兼定）に出会う。お守りとして鱗を求める船員たちに捕らえられたカセンが気になり、ミツタダ王子は貰い受けたいと申し出て彼を強引に手に入れる。しかしカセンにはミツタダ王子に明かせない秘密があり、それゆえにダテ王国に戻ってからは歌わなくなり……。